不動産売却時に知っておきたい奈良県天理市の住環境とは？売却相場もご紹介

不動産売却時には、市の概要や特徴、住みやすさについて売主自身が把握し、居住する魅力を購入検討者にアピールすることが大切です。
また、適正な販売価格で売り出すために、事前に不動産の売却相場を知っておく必要があります。
そこで今回は、奈良県天理市の概要や住環境、不動産売却の相場についてご紹介します。
天理市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

不動産売却時に知っておきたい天理市の概要と特徴

不動産売却時に天理市の魅力をアピールするためには、天理市がどのような街なのかを、売主自身が知っておくことが大切です。
そこでまずは、天理市の概要と特徴、魅力について解説します。

天理市の概要

天理市は、奈良県北中部に位置する、人口約6万人の都市です。
市の西側は、奈良盆地に含まれる平坦地で、昔ながらの住宅と新しい住宅が共存する市街地となっています。
市の東側は、大和高原が広がる緑豊かなエリアで、丘陵地帯を中心とした一帯は「大和青垣国定公園」に指定されています。

天理市の特徴

天理市は、1954年に2町4村が合併し、全国ではじめて宗教団体名を冠した市として誕生しました。
天理教教会本部の所在地として、また天理教関連の施設が数多くあることから、宗教文化都市としても知られています。

天理市の魅力

奈良盆地は、古事記や日本書紀などの舞台となった土地で、天理市には日本最古の道「山の辺の道」があります。
また古墳や文化財などが数多く散在しており、都市的なエリアに住みながらも、自然や歴史を身近に感じられる点が魅力です。
さらに天理市は、単身者から若いご夫婦、子育て世帯、年配のご夫婦まで、幅広い年代の方が住みやすさを感じられる街です。
とくに子育て世帯の人気が高まっており、合計特殊出生率・出生率が全国平均とほぼ同じ数値となっています。
子育て支援としては、子育て支援センター「はぐ～る」での子育て相談、子育てサロンの開放などをおこなっており、子どもと一緒に気軽に利用可能です。
一時保育サービスや預かり保育事業、病児保育事業といった、共働きのご家庭にとって心強いサポートも充実しています。
子育て中のご家庭が地域のなかで孤立しないよう、協力して支え合える地域を目指し、さまざまな取り組みをおこなっている街なので、安心して子育てできますよ。

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不動産売却時に知っておきたい天理市の住環境

不動産を購入する方は、エリアの住環境についても関心があります。
そのため、不動産売却時には、住環境に関する情報を購入検討者に伝えると生活のイメージが沸くため、購入に繋がる可能性が高まります。
売主自身が住環境をしっかりと把握し、エリアの住みやすさをアピールしましょう。

天理市の交通アクセス

天理市には、JR桜井線と近鉄天理線がとおっており、合計7つの駅があります。
天理市の主要駅である「天理駅」は、2つの路線が乗り入れるターミナル駅で、奈良駅へはJR、京都・大阪方面は近鉄線がおすすめです。
天理駅周辺には、宗教施設があることや、学生が多く住んでいることから、通勤・通学や旅行者など、電車を乗り降りする方でにぎわっています。
近鉄線は天理駅が始発駅なので、通勤・通学で電車を利用する場合、座って乗れますよ。
また、高速道路のインターチェンジがあるため、大阪や名古屋方面への車の移動にも便利です。

天理市のお買い物事情

天理市には、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどが点在しており、買い物に困ることはありません。
ショッピングモールもあり、週末のお出かけにもおすすめです。
また、天理駅近くにある昔ながらの商店街は、地元で採れた食材を安く販売している八百屋や、洋品店、文房具店など、さまざまなお店が軒を連ねています。
昔懐かしい雰囲気の商店街で、地元の方にも親しまれています。
アーケード商店街なので、天気が悪い日でもお買い物を楽しめますよ。

天理市のみどころ

奈良県には、歴史的文化財や建造物が数多く点在しています。
大小さまざまな古墳が自然に溶け込んでおり、国の史跡に指定されているものも多くあります。
「山の辺の道」は、日本最古の道といわれており、四季折々の風景を楽しめる沿道は、古代ロマンを感じられるスポットです。
また、日本最古の神社の1つともいわれる「石上神社」は、日本書紀にもその存在が記されており、数多くの重要文化財が残っています。
静かで凛とした空気が流れる石上神社は、天理市のパワースポットとして、多くの参拝客が訪れます。
また、天理市の有名な宗教施設である天理教の協会本部は、美しい桜や紅葉、銀杏並木が見られる名所としても知られていますよ。
このように、天理市は、大阪や京都への交通アクセスが便利な都会的な機能を備えつつ、古代から伝えられる歴史や文化を間近で感じられる街です。
天理市は落ち着いて生活できる住環境であることを購入検討者にアピールして、売却成功に繋げましょう。

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天理市における不動産売却の相場

では、実際に天理市で不動産売却をおこなう際、どれくらいの価格で売却できるのか、相場を知っておきたいですよね。
そこで最後に、天理市の地価動向と、マンションや一戸建ての売却相場について解説します。

天理市の地価動向

天理市の2023年度の地価は、以下のとおりです。

●地価総平均 6万5,280円/㎡
●坪単価 21万5801円/坪
●変動率 0.74%下落

※上記の数字は天理市の公示地価と基準地価の総平均を記載しております。
参考：//tochidai.info/nara/tenri/
では、実際に天理市で不動産売却をおこなう際、どれくらいの価格で売却できるのか、相場を知っておきたいですよね。
そこで最後に、天理市の地価動向と、マンションや一戸建ての売却相場について解説します。
天理市の地価は、JR桜井線の駅に近いほど高い傾向にあります。
駅別の地価平均のランキングは、1位は天理駅で8万1,912円/㎡、2位は前栽駅で6万8,900円/㎡、3位は帯解駅で5万5,900円/㎡と続きます。
天理市全体の地価総平均は、ここしばらく緩やかに下落しており、この先も同じような状態が続く予想です。

天理市のマンションの売却相場

天理市のマンションの売却相場は約27.2万円/㎡です。
専有面積が65㎡（天理市の平均）の場合、約1,779万円が目安となります。
天理市では、マンションの相場が下降傾向にあります。

天理市の一戸建ての売却相場

天理市の中古一戸建ての売却相場は約19.7万円/㎡です。
専有面積が105㎡（天理市の平均）の場合、約2,070万円が目安となります。
中古一戸建てについても、マンションと同様、相場が下降傾向にあります。
近年、少子高齢化が進む日本では、都市への人口移動が続いており、天理市の不動産の価格相場は下落が続いている状態です。
資産性が低いエリアであることは否めないため、より価格が下がる前に売却を検討するのがおすすめです。
ただし一戸建ての場合、土地面積や建物の延べ床面積、築年数、駅からの距離などによって価格に大きな差が生じます。
売却する際には不動産会社に査定を依頼し、適切な販売価格を設定することが大切です。

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まとめ

奈良県天理市は、豊かな自然に囲まれた環境で、利便性の高いエリアと、歴史的文化財が共存する街です。
主要駅である天理駅周辺は、商店街や商業施設が集まり、人の往来も多いエリアですが、不動産相場が下降傾向にあります。
今後も都心部への人口移動により、不動産の価格の下落が予想されるため、今より価格が下がる前に、売却を検討することをおすすめします。

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