不動産売却で知っておきたい橿原市の住環境や価格相場とは？

ベッドタウンとして知られる橿原市は、昔ながらの風情と暮らしやすい住環境を兼ね備えている街です。
古くからの歴史を感じさせる史跡などもあり、落ち着いている環境も魅力のひとつです。
そこで今回は、不動産売却で知っておきいた橿原市の概要や住環境をご紹介します。
橿原市で不動産売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

不動産売却で知っておきたい橿原市の概要

奈良県の中央に位置する橿原市は、奈良市に次ぐ規模をほこる街です。
大阪市や京都市のベッドタウンでもあり、約12万人が暮らしています。
以下では、そんな橿原市の概要を見ていきましょう。

橿原市の歴史

橿原市の歴史は長く、古くは大和朝廷の時代から栄えてきました。
約1300年前に造営された藤原京は、日本で初めて本格的な都として知られています。
大和三山（天香久山・畝傍山・耳成山）に囲まれるエリアに位置し、その広さは平城京や平安京を上回るともされています。
藤原京は現代の国会議事堂や官公庁に相当する機能を持ち、寺院や住宅なども配置されていました。
藤原宮跡には、朱色の柱など当時を偲ぶモニュメントが設置されています。
戦国時代に入ると、今井町周辺が自治都市として発展し、「海の堺・陸の今井」と並び称されるまでになりました。
そのあと、高度経済成長期においてはベッドタウンとしての人口流入が続き、現在に至っています。

橿原市の気候や自然環境

奈良盆地の南部に位置する橿原市は、盆地特有の内陸性気候が特徴です。
夏は暑く、冬は寒いものの、雨や雪が少なく、穏やかな天候が多いです。
街の中心から少し離れるだけで豊かな自然が広がり、ホタルやメダカなどを観賞できます。
大和三山などもあり、これらは万葉集にも謳われている日本の文化を身近に感じることができる橿原市の特徴と言えるでしょう。

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不動産売却で知っておきたい橿原市の住環境

橿原市は、都会の良さと郊外のような落ち着いた環境を兼ね備えている住環境です。
以下では、魅力的なポイントや市内の名所を見ていきましょう。

交通の要衝となっている

橿原市は大阪・名古屋の中間地でもあるため、交通アクセスの良い住環境です。
そんな橿原市では、5つの路線を利用できます。

●JR桜井線（万葉まほろば線）
●近鉄橿原線
●近鉄大阪線
●近鉄南大阪線
●近鉄吉野線

主要駅は大和八木駅と橿原神宮前駅で、大阪まで30〜40分でアクセスできる環境です。
また、特急を利用すれば近鉄名古屋駅も乗り換えなしでアクセスできます。
橿原市内の移動は路線バスが便利で、平日は大和八木駅と橿原市昆虫館、土日祝日は橿原神宮前駅の区間も含むかしはら市コミュニティバスが運行されています。

買い物に便利な環境

橿原市の中心部には、大型ショッピングモールや百貨店があります。
市内のほとんどのエリアにおいて、車で10分以内にスーパーマーケットそろっており日常の買い物に便利な環境です。
駅ナカのお店も充実
大和八木駅や橿原神宮前駅には、駅ナカにもお店があります。
ドラッグストアやスーパーマーケットなどがあるため、仕事帰りに立ち寄りやすいのも住みやすさのポイントといえるでしょう。

教育関係の施設が多い

橿原市内には2つの大学がキャンパスを構えています。
中高一貫校や専門学校もあるので、学校選びには困らない住環境です。
さらに学習塾や習い事の種類も豊富なので、教育環境を重視したいファミリーにおすすめの街です。
大学病院もある
子育てをする際には、教育環境だけでなく医療機関の有無も気になるところでしょう。
橿原市には奈良県立医科大学の附属病院があり、県内唯一の特定機能病院として高度医療や先端医療を提供しています。
地域の医療機関とも連携しているため、必要な際には地元でありながら高度な医療サービスを受けることができます。

橿原市のお出かけスポット

橿原市には、歴史的な名所や観光スポットがあります。
橿原神宮
橿原神宮は、明治天皇によって1890年に創建されました。
日本書紀において橿原は日本建国の地とされ、初代天皇である神武天皇が祀られています。
橿原神宮は、年間を通じてさまざまな祭典がおこなわれているスポットです。
元旦からの7日間は新春初神楽祈祷がおこなわれ、奈良県内の初詣としては、春日大社に次ぐ参拝者を集めています。
そのほか、2月11日の「紀元祭」や4月3日の「神武天皇祭」も地元はもちろん、他府県からも多くの参拝者で賑わう祭典として知られています。

●所在地：奈良県橿原市久米町934
●アクセス方法：近鉄「橿原神宮前駅」より徒歩約10分
●駐車場：あり（約800台まで）

橿原市昆虫館
橿原市昆虫館では、生きた昆虫や温室を飛び交う蝶を観察できます。
さらに昆虫標本や化石標本も多数展示されており、古代の昆虫から子どもに人気のカブトムシまで幅広く揃っています。
近隣で発見された生物も展示されているので、橿原市の自然や生態系に興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

●所在地：奈良県橿原市南山町624
●営業時間：9時30分～17時（4月〜9月）、9時30分～16時30分（10月〜3月）
●定休日：毎週月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始
●アクセス方法：近鉄「大和八木駅」より橿原市コミュニティバスにて「橿原市昆虫館」下車
●駐車場：あり（約80台まで）

大和三山
大和三山は、天香久山・畝傍山・耳成山の三つの山を指します。
万葉集の歌にも登場するこの三山は、ウォーキングや眺望を楽しむスポットとして親しまれています。
大和三山の山麓には史跡や社寺も多いため、それらを巡りながら散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
藤原宮跡を巡るルートがおすすめ
大和三山は、視点によって異なる趣を見せてくれる山です。
大和八木駅から藤原宮跡と大和三山、橿原神宮駅を巡る約18kmのルートがおすすめのハイキングコースです。
途中には、神武天皇陵や橿原神宮、社寺があり、歴史探訪を楽しみたい方にもおすすめのルートでしょう。
また、眺める方角によって表情を変える大和三山も見どころの一つです。

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橿原市の不動産売却相場

不動産売却では、地価や不動産の取引相場を知ることが大切です。
以下では、それぞれの価格相場や傾向を見ていきましょう。

橿原市の地価相場

橿原市の地価相場は、以下のとおりです。

●地価総平均 10万6,527円/㎡
●坪単価 35万2,157円/坪
●変動率 0.47%上昇

※上記の数字は橿原市の公示地価と基準地価の総平均を記載しております。
※参考：//tochidai.info/nara/kashihara/
直近10年間における橿原市地価相場は10万2,517円〜10万6,527円/㎡と微増傾向にあります。

中古マンションの不動産売却相場

橿原市における中古マンションの不動産売却相場は、2,326万円（118万円/坪）となりました。
リーマンショックの影響で価格相場は下落傾向にありましたが、大規模な金融政策や財政政策により現在は回復傾向にあります。
直近10年間と比較しても価格相場は5.8％上昇しており、中古マンションの需要があるエリアと考えられます。

中古一戸建ての不動産売却相場

橿原市における中古一戸建ての不動産売却相場は、2,821万円（89万円/坪）となりました。
マンションと同様、リーマンショックの影響で2008年以降の価格相場は下落しましたが、2012年以降の景気回復に伴い、中古一戸建ての価格相場も上昇傾向にあります。
大阪や京都のベッドタウンでもあるため、ファミリー層を中心に中古一戸建ての需要が期待できるエリアです。

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まとめ

不動産売却で知っておきたい、橿原市の概要と住環境についてご紹介しました。
ベッドタウンとして人気の街なので、不動産売却での需要も期待できるエリアです。
不動産の売却をご希望の方は、弊社までお気軽にご相談ください。

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