不動産売却で知っておきたい豊岡市の住環境や価格相場とは？

兵庫県の北東部に位置する豊岡市は、風光明媚な自然の風景が広がる街です。
観光業も盛んな豊岡市は、住みやすい環境でも人気を集めています。
そこで今回は、不動産売却で知っておきたい豊岡市の概要や住環境をご紹介します。
豊岡市での不動産売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

不動産売却で知っておきたい豊岡市の概要

豊岡市は1市5町の合併により、2005年に誕生しました。
兵庫県に北東部に位置し、但馬地域の中心都市としても知られています。
人口は約7.7万人で、およそ半数が豊岡地域の居住しています。
以下では、そんな豊岡市の概要を見ていきましょう。

豊岡市の歴史

豊岡市の歴史は、旧石器時代にまでさかのぼります。
豊岡盆地周辺では貝塚や縄文遺跡が見つかっており、また、大化の改新の条里制跡も残っています。
戦国時代には神武山に豊岡城が築かれ、城下町として商工業も栄えました。
江戸時代には城崎温泉を中心に観光業も注目を集め、城崎温泉は日本一の湯として推賞され、幕末には宿屋組合が発足するほどに成長しました。
これらが、今日の豊岡市の産業を支えています。
1971年には但馬国・丹後国・丹波国が統合され、兵庫県へ編入されました。
そのあと、1950年に周辺の村と合併して豊岡市となります。
さらに2005年には豊岡市・城崎郡城崎町・竹野町・日高町・出石郡出石町・但東町が合併し、現在の体制となりました。

豊岡市の気候と自然

豊岡市は日本海からの影響を受けやすい立地なので、霧や雨、雪が多いことで知られています。
季節による寒暖差は激しく、その一方で、夏は猛暑日が続くことも少なくありません。
その一方で本州西南部としては珍しい豪雪地帯でもあり、神鍋高原はウィンタースポーツを楽しめるリゾート地としてにぎわいを見せています。
コウノトリの生息地
豊岡市では、国の特別天然記念物であるコウノトリの生息地保全に力を入れています。
コウノトリ保護増殖センターでは繁殖や野生復帰に取り組んでおり、2022年には28羽もの巣立ちが確認されました。
生息地の保全活動を組み込んだボランティアツーリズムも人気です。
また、コウノトリが繁殖できる自然環境はほかの生態系にも良い効果をもたらしています。
たとえば、生きた化石と呼ばれるオオサンショウウオなど、多様性のある生態系が保たれているのも豊岡市の特徴です。

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不動産売却で知っておきたい豊岡市の住環境

豊かな自然に囲まれた豊岡市ですが、交通アクセスの良さなどの住環境にも恵まれています。
以下では、暮らしやすさのポイントや、一度は足を運んでみたい観光スポットを見ていきましょう。

空港などのアクセスが便利

豊岡市にはコウノトリ但馬空港（豊岡駅よりバスで約15分）があります。
伊丹空港への定期便が運行されており、乗り継ぎ便を利用すれば羽田空港に約2時間30分でアクセスできます。
また、鉄道や車を利用すれば姫路方面まで約1時間30分と、交通アクセスが便利な環境です。

商業施設が充実している

豊岡市の中心部に位置する豊岡駅周辺は、商業施設が充実しています。
大型ショッピングセンターやドラッグストア、飲食店などが揃っており、日常のお買い物に便利です。
また、総合病院や学校もあり、子育て世帯にとっても住みやすい環境といえるでしょう。

手厚い子育て支援

豊岡市は、子育て支援にも力を入れています。
中学3年生までは医療費の助成を受けられます。
小学3年生までは外来・入院ともに無料であり、中学3年生までは入院も無料です。
外来についても、1医療機関・1薬局ごとに月額負担は最大で1,600円となっており、医療費助成の手厚さが魅力です。
このほか、オンラインによる子育て相談窓口も開設されているので、子育てでお困りの際はぜひ活用してみてください。

城崎温泉

城崎温泉は豊岡市でも屈指の観光スポットとして知られています。
7つある外湯めぐりを楽しめ、観光客のみならず地元住民も日常的に利用しています。
そんな城崎温泉には1300年以上の歴史があり、江戸時代の温泉番付では西の関脇にも選出されました。
明治時代には文豪にも愛され、小説の舞台にも選ばれています。
桜の名所
城崎温泉は桜の名所でもあり、湯めぐりとともにお花見を楽しみたい方にもおすすめのスポットです。
夕方以降は桜がライトアップされるので、夜桜をねらってレンズを向ける人々でもにぎわいを見せます。
温泉街の和菓子屋では桜もちなどの期間限定スイーツも楽しめるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

神鍋高原のスキー場

豊岡市は、西日本でも有数の豪雪地帯です。
そのため、冬にはウィンタースポーツを楽しめます。
神鍋高原には3つのスキー場があり、地元の小学生たちが課外授業としてもスキーを学んでいます。
アップかんなべ
アップかんなべは、傾斜がゆるやかなコースが多く、スキー場デビューの子どもにもおすすめのゲレンデです。
また、雪遊び広場もあり、スキーヤーやボーダーを気にせずにスキーの練習や雪遊びを楽しむことができます。
そして、夏には管理された天然芝でさまざまなアクティビティが楽しめるスポットでもあります。
グラススキーやパラグライダー、熱気球などが体験できるため、これらのアクティビティを通じて夏の思い出を作ることができるでしょう。
夏の楽しみを求める方にとってもおすすめです。
所在地：兵庫県豊岡市日高町栗栖野59-78
奥神鍋
奥神鍋は、初級から上級まで広範な難易度に対応しているスキー場です。
最大傾斜は35度、最長滑走距離は3.1kmで、レベルアップを目指すスキーヤーやボーダーにおすすめです。
また、さまざまな年齢やスキーレベルを対象としたスクールも開講されています。
所在地：兵庫県豊岡市日高町山田710
万場
万場は6つのコースとファミリーゲレンデを有するスキー場です。
初心者でも山頂から滑降を楽しめるコースがあり、ファミリーに人気のあるゲレンデです。
また、山頂付近では奥神鍋とも接続しており、共通券があれば両ゲレンデを行き来できるのもおすすめのポイントです。
所在地：兵庫県豊岡市日高町万場480

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豊岡市の不動産売却相場

以下では、不動産売却で知っておきたい、豊岡市の価格相場を確認していきましょう。

豊岡市の地価相場

豊岡市の地価相場は、以下のとおりです。

●地価総平均 4万3884円/㎡
●坪単価 14万5072円/坪
●変動率 1.47%下落

※上記の数字は豊岡市の公示地価と基準地価の総平均を記載しております。
※参考：//tochidai.info/hyogo/toyooka/
豊岡市の地価相場は長らく2〜3％台で下落傾向にありました。
しかし2023年で下落幅は小さくなり、城崎温泉駅周辺のエリアでは1.26％の上昇を見せています。

中古マンションの不動産売却相場

豊岡市における中古マンションの不動産売却相場は、売り出し価格で300万円〜1,150万円です。
面積あたりでは約5.5万円/m²〜6.9万円/m²となっています。
また、売り出し中の物件は200戸以下の中規模マンションが多く見られます。

中古一戸建ての不動産売却相場

豊岡市における中古一戸建ての不動産売却相場は、84万円/坪（3,160万円）でした。
10年前と比較すると33％の下落が見られますが、周辺エリアの平均下落率（34.6％）よりは小さな変動です。
地価相場と同様、相場は下落傾向にあるため、早めの不動産売却がおすすめです。

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まとめ

不動産売却で知っておきたい、豊岡市の概要と住環境についてご紹介しました。
価格相場は下落の傾向にあるものの、豊かな自然に囲まれており子育て支援にも力を入れている住みやすいエリアです。
そのため、不動産売却を検討中の方は早めのご相談がおすすめです。

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