都島区は不動産売却しやすい街？概要や住環境を解説

不動産を高く早く売るためには、購入希望者にその街の魅力や概要をアピールすることが重要です。
また、適正価格で売りに出せるよう、土地や建物の価格相場を知っておく必要もあります。
そこで今回は、都島区で不動産売却をお考えの方に向け、区の概要や住環境の良し悪し、不動産相場について解説します。
スピーディーな売却を目指したい方は、ぜひ参考になさってください。

都島区で不動産売却をするなら知っておきたい区の概要

まずは、都島区で不動産売却をするなら知っておきたい区の概要について解説します。

概要1：都島区の特徴

都島区は東経135度31分、北緯34度41分（区役所所在地）に位置する街です。
大阪市の北東部に位置しており、区のほとんどが平坦となっています。
面積は6.08㎢で、大阪市全体の225.33㎢の2.70％を占めているのが特徴です。
西側を大川に沿って南北に長く、北側を淀川に、南側は寝屋川にそれぞれ接しています。
平均海抜は5m、最高地点は淀川堤の13mです。

概要2：歴史と沿革

都島区は、近世になって区の南端部は山城・河内・大和の国々と難波の地を結ぶ交通の要衝として、中北部は近郊農村として発展してきた街です。
北部には淀川があり、京都と大阪を結ぶ水運の大動脈として利用されてきました。
これまで数え切れないほどの洪水を繰り返してきた淀川は、改修がおこなわれ、そのきっかとなったのが明治18年の大洪水です。
明治42年に新淀川が開削され、その翌年には毛馬の洗堰が築造、大阪の近代化に大きな役割を果たしています。
また、都島区は大阪市が誕生したあと、市域拡張や行政区の再編成を経て、昭和18年に現在の区域として誕生しました。
まもなく空襲によって区域の8割を焼失したものの、その後の目覚ましい復興により、生まれ変わっています。
そのあと、淀川の豊富な水利用に着目した大小の工場が、区の中・北部の淀川沿岸に進出し、急速な工業地帯化が進みました。
しかし、昭和40年代後半からは社会問題化した公害対策のため、工場は相次いで地方へ転出し、その跡地は大規模集合住宅群に姿を変えています。
市電都島車庫跡地および旧国鉄淀川貨物線跡地には、公共施設が多くあるため、不動産売却時は概要とともにぜひアピールなさってください。

概要3：人口の推移

不動産売却時、街の概要とともにどれくらいの人口なのかも知っておきましょう。
国勢調査によると、平成27年における都島区の人口は10万4,727人です。
昭和55年から人口は増え続けており、その分、土地や建物に対する需要も高いといえるでしょう。
都島区の人口は、今後も増え続ける可能性があるので、不動産売却しやすい街といえます。

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都島区での不動産売却のしやすさを左右する住環境の良し悪しは？

続いて、都島区での不動産売却のしやすさを左右する、住環境の良し悪しについて解説します。

住環境のポイント1：交通アクセスが良い

住環境が良好な理由としてまず挙げられるのが、交通アクセスの良さです。
区内には3路線が利用できる「京橋」駅をはじめ、「都島」駅や「桜ノ宮」駅、「城北公園通」駅などの駅があります。
Osaka Metro谷町線やJR大阪環状線、京阪本線など複数の路線が通っており、JR「大阪」駅や「新大阪」駅、Osaka Metro「梅田」駅といった大阪の中心地1本でアクセス可能です。
「大阪」駅方面への路線バスも充実しているので、アクセス環境を重視する方に向けた不動産売却がおこなえるでしょう。
また、兵庫県や京都府、奈良県、和歌山県などほかの県にも往来しやすいので、通勤・通学だけでなく、帰省や旅行にも便利です。

住環境のポイント2：買い物環境に恵まれている

買い物環境に恵まれていることも、不動産売却しやすい理由のひとつです。
都島区には、ショッピングモールや商店街など、さまざまな商業施設があります。
北部や中部にはスーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアなどが点在しており、生活必需品の購入に便利です。
区の南部に位置する「京橋」駅には、複数の繁華街があるので、遠出せずに区内で買い物を済ませることができます。
飲食店もたくさんの選択肢から選べるため、外食する機会が多い方にも便利です。
買い物環境の良し悪しは、マイホームの購入の可否を決めるひとつの要素となります。
買い物に便利な住環境であることを購入希望者に伝えれば、早期の不動産売却が見込めるかもしれません。

住環境のポイント3：自然が多く子育てしやすい

都島区には、淀川河川公園や毛馬桜之宮公園などの河川に面した大きな公園があり、美しい水辺と緑豊かな住環境が魅力です。
河川敷では散歩やジョギングができ、お子さまがのびのび遊べる場所も豊富にあります。
川沿いの家を不動産売却するなら、パノラマの眺望を楽しめるほか、川面からの心地よい風を感じられるといったメリットを伝えてみてください。

住環境のポイント4：名所や観光スポットが多い

都島区の魅力として、名所や観光スポットが多いことも挙げられます。
区内には神社やお寺、美術館や京橋など、複数の史跡があり由緒ある街です。
名所が多いことは、不動産売却時のアピールポイントとなるでしょう。

住環境のポイント5：住宅街も多い

「都島」駅や「野江内代」駅周辺、「桜ノ宮」駅周辺などには、住宅街が広がっています。
北部には、工場跡地を利用した高層マンションも多いです。
単身者やカップル、子育て世代など、幅広い世代が住みやすい街なので、不動産の需要も多いといえます。

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不動産売却時の売り出し価格の目安となる都島区の売却相場は？

最後に、不動産売却時の売り出し価格の目安となる、都島区の売却相場について解説します。

都島区の地価相場

令和2年における都島区の土地価格相場は、坪単価 121万円（36.6万円/㎡）です。
過去10年間で+25.3%の上昇で、資産性の高いエリアといえます。
10年後の予想相場は、+5.5％となっており、資産価値の上昇が見込めるでしょう。

中古マンションの相場

中古マンションの相場は、令和2年時点で坪単価 202万円（61.1万円/㎡）となっています。
過去10年間で+42.3%上昇しており、今後も資産価値がアップする可能性が高いです。
10年後の相場は+13.4％の上昇が予想され、有望なエリアといえるでしょう。

中古一戸建ての相場

令和2年における中古一戸建ての価格相場は、坪単価 121万円（36.6万円/㎡）です。
過去10年間で+0.4%の上昇となっており、資産性の高さが伺えます。
ただし、中古一戸建てにおいては、今後価格が下落する可能性があります。
そのため、中古一戸建ては今が売りどきかもしれません。
不動産の相場は、そのときの社会情勢や需要の有無などによって変化します。
価格が上昇する可能性もあれば、当然下落する可能性もあるでしょう。
高く売るためには、不動産売却時は地価が上昇しているタイミングで売りに出すことが重要です。

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まとめ

都島区は淀川や寝屋川に囲まれたリバーサイドタウンとして知られ、現在は人口が増え続けています。
アクセス環境や買い物環境にも恵まれているので、幅広い世代に向けた不動産売却がおこなえるでしょう。
土地・中古マンション・中古一戸建てそれぞれの相場は上昇傾向にありますが、一戸建ては今後相場が下がる可能性があるため、今が売りどきかもしれません。

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