大阪市福島区は不動産売却がしやすい街！住環境や売却相場について解説

不動産を売却する際、物件の情報にくわえ、街の特徴や住環境についても購入検討者に伝えると、より生活のイメージが沸きやすく、売却の可能性が高まります。
また、売主としては、エリアにある不動産がどれくらいの価格で売れているのか、売却相場についても知っておきたいですよね。
そこで今回は、大阪市福島区の概要や特徴、住環境、売却相場について解説します。
大阪市福島区で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

不動産売却をおこなう際に知っておきたい大阪市福島区の概要

不動産がある街の住みやすさをアピールするためには、その街の概要や特徴について、売主自身も把握しておく必要があります。
そこでまずは、大阪市福島区の概要や特徴について解説します。

大阪市福島区の概要

大阪市の西北部に位置する福島区は、北側が新淀川、南側は堂島川・安治川に面しています。
大阪市24区のうちの1つで、大阪市内の中心部や神戸方面への交通の要として、また市の中心部に近い住宅地として発展しています。
ビジネス街としても知られており、高層ビルが立ち並ぶ都心部としての様相と、昔ながらの下町の雰囲気が共存する魅力的な街です。
大阪市福島区の令和6年3月末時点での人口は約8万1,000人で、約4万6,000世帯が暮らしています。

大阪市福島区のなりたち

大阪市福島区は、古代、淀川や旧大和川などが運んできた土砂が堆積してできた「難波八十島」の1つであると考えられています。
「福島」という地名は、菅原道真公が大宰府に流される際に立ち寄ったときに名付けたと伝えられており、現在の福島区は、1943年に西淀川区、此花区、北区の一部が合併して誕生しました。

大阪市福島区の産業

江戸時代は、農村が広がる地域でしたが、現在では農地はほとんどありません。
大阪市福島区では明治期に入ってから工業化が進み、工業地帯として発展しました。
しかし、しだいに大規模な工場は郊外へ移転し、代わりにオフィスビルが立ち並ぶようになり、現在はビジネス街として有名です。
また、福島区には、「ほたるまち港」と「中央卸売市場前港」の2つの港があります。
中央卸売市場前港は、大阪市中央卸売市場の三大市場の一つとして知られており、「ざこば市」という朝市を定期的に開催しています。
新鮮な海産物や、地元で採れた野菜などを販売しており、毎回多くの方が訪れて賑わっていますよ。

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不動産売却をおこなう際に知っておきたい大阪市福島区の住環境

大阪市福島区の概要について前章で解説しましたが、購入検討者に街の魅力をアピールするためには、住環境についても伝えられるとより効果的です。
そこで次に、大阪市福島区の住環境として、交通アクセス、買い物のしやすさ、治安、名所に注目して解説します。

交通アクセス

大阪市福島区の住環境を伝える際に、まずアピールしたいのは、交通アクセスの良さです。
大阪市福島区には、JR大阪環状線、JR東西線、大阪メトロ千日前線、阪神本線と、4つの路線が走っています。
環状線の福島駅は、大阪駅の隣の駅で大阪駅まで約4分で到着します。
天王寺駅までの所要時間は、環状線を利用して、乗り換えなしで約20分です。
阪神本線を利用すれば、神戸三宮駅まで乗り換えなしでアクセスできます。
京都方面へは、環状線で大阪駅まで行き、JRや阪急電鉄が利用できます。
また、バスの路線も充実しており、通勤・通学、旅行など、どこに行くにも交通手段に困ることはないでしょう。

買い物のしやすさ

大阪市福島区には、スーパーマーケットやショッピングセンター、ドラッグストアなどが数多く点在しています。
ビジネス街ということもあり、コンビニエンスストアが多いため、急な買い物にも便利です。
24時間営業のスーパーマーケットもあるため、仕事が遅くなった日でも、買い物に困ることはないでしょう。
また、昔ながらの商店街では、大阪らしい雰囲気を味わえますよ。
さらに梅田まで1駅で行けるため、ショッピングを楽しみたいときも気軽に出かけられます。

治安

24時間営業しているスーパーマーケットや、遅くまで開いているお店が多く、夜でも明るく人通りも多いです。
マンションやオフィスビルが立ち並ぶエリアなので、暗い路地も少なく、治安が良い街だといえます。
また、大阪市福島区は、防犯カメラの設置に取り組んだり、防犯パトロールを実施したりと、防犯対策に力を入れています。
女性の一人暮らしでも、安心して生活できますよ。

名所

大阪市福島区は、古くから藤の名所として知られており、「のだふじ」が区の花に制定されています。
室町幕府二代将軍の足利義詮が、野田の藤を題材に歌を詠んだことや、豊臣秀吉が見物に訪れた記録があり、約600年前から美しさが知られていたことが伺えます。
藤の見ごろは4月で、区内各所で咲き誇る美しい藤が、福島区の春の風景です。

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大阪市福島区で不動産売却をおこなう際の地価相場

不動産売却をおこなう際には、所有する不動産がどれくらいの価格で売れるのか、今が売り時なのかどうかも気になるところですよね。
そこで最後に、大阪市福島区の不動産の売却相場について解説します。

大阪市福島区の地価動向

大阪市福島区の2023年度の地価は、以下のとおりです。

●地価総平均 72万866円/㎡
●坪単価 238万3,030/坪
●変動率 9.08%上昇

※上記の数字は大阪市福島区の公示地価と基準地価の総平均を記載しております。
参考：//tochidai.info/osaka/osaka-fukushima/
大阪市福島区の地価は、大阪環状線、JR東西線、阪神本線の駅に近いほど高い傾向にあります。
駅別の地価平均のランキングは、1位は福島駅で96万6,000円/㎡、2位は新福島駅で79万7,500円/㎡、3位は野田駅で76万2,800円/㎡と続きます。
大阪市福島区全体の地価総平均は、12年連続で上昇しており、人口も増え続けていることから、この先も上昇傾向が続く予想です。

大阪市福島区のマンションの売却相場

大阪市福島区のマンションの売却相場は、約87.1万円/㎡です。
専有面積が55㎡（福島区の平均）の場合、約4,792万円が目安となります。
大阪市福島区では、マンションの相場の上昇が続いており、資産性の高いエリアです。
10年前と比較すると、50.4％も上昇しています。
しかし、周辺エリアの過去10年間の平均相場は60.9%上昇しているため、それと比較すると上昇率は低いです。
今後は、急激に下落することはなさそうですが、資産価値が高いうちに売却を検討しても良いかもしれません。

大阪市福島区の一戸建ての売却相場

大阪市福島区の中古一戸建ての売却相場は、約45.1万円/㎡です。
専有面積が65㎡（福島区の平均）の場合、約4,735 万円が目安となります。
中古一戸建てについても、相場の上昇が続いており、10年前と比較すると、40.4％も上昇しています。
周辺エリアの過去10年間の平均相場は14%上昇しているため、それと比較しても高い上昇率です。
ただし一戸建ての場合、土地面積や建物の延べ床面積、築年数、駅からの距離など、個別の状況が価格に影響するため、不動産会社に査定を依頼し、適切な販売価格を設定することが大切です。

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まとめ

大阪市福島区は、大阪駅まで1駅という好立地で、京都や神戸方面、天王寺方面と、どこへ行くにも交通手段に困ることはありません。
また、24時間営業のお店や、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどが多いため買い物に困ることはなく、治安も良い街です。
マンション、一戸建てともに売却相場は上昇していますが、マンションの上昇率は周辺エリアに比べて低いため、今より価格が下がる前に、売却をご検討されてはいかがでしょうか。

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